【雑記】アフターコロナの世界②
オリラジあっちゃん
「これは読んでおかなきゃいけない」
「名作中の名作」
バラク・オバマ元大統領
「希望を抱かせてくれる本」
数々の著名人が大絶賛、世界で100万部売れた大ベストセラー本
『ファクトフルネス』
そのなかで、危険ではないことを危険だと思い込んでしまう人間の本能が紹介されています。
「恐怖本能」
自分に危険が及ぶと予知することで発動する、人間が生き延びるために習得した本能です。
具体的には
- 身体的な危害(暴力、刃物、災害・・・)
- 拘束(閉鎖空間、監禁、不自由・・・)
- 毒(目に見えないもの・・・)
こうしたことを予知すると、恐怖を抱くということです。
こうして羅列してみると、
「意味のわからないもの」、「得体の知れないもの」
も恐怖を感じる対象となるのではないでしょうか。
つまり逆を返せば、
人間に安心を与えるには、そのものがどういったものかわかるように可視化すればいい
ということが言えそうです。
トレーサビリティーということですね。
技術が進歩し、デジタル化やIoT化が進み、どういった経緯でそのモノが手元に届いたかがわかるようになりました。
また、その経緯が可視化されることで購入意欲が増すことがあります。
スーパーに並んでいる野菜がそうですね。
農家さんの顔が見えると、なぜか安心して購入することができるかと思います。
そのほかにも、食品工場を見学したあとに商品を食べるとより一層おいしく感じたりします。
製造工程がわかるので、どこかで安心が得られているのかもしれません。
一方で、魚だと少しおもしろいことがおきます。
どこでどんなエサを食べたかわからない「天然魚」が高価とされ、
誰がどんなエサで育てたかわかっている「養殖魚」が安価で味が落ちる、
という認識の方が多いのではないでしょうか。
恐怖本能が働けば、育った環境がわからない「天然魚」に恐怖を抱き、
マイナスの印象があってもいいはずです。
しかしながら、
今回のコロナ渦で「養殖魚」の価値が上昇するかもしれません。
目には見えないウイルスと、何を食べたかわからない魚。
これらがリンクして、「天然魚」に恐怖を抱いたりして。。。
少しコジツケではありますが、
完全に管理された魚のほうが安全性が高い、
という考え方にシフトすることがあってもいいのではないでしょうか。
魚は、マイクロプラスチックや毒物が蓄積するとも聞きます。
「養殖魚」のほうが高級魚という時代が来るかもしれません。