【雑記】アフターコロナ>>タクシーの価値

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タクシー王子こと日本交通の川鍋氏が、

アフターコロナではタクシーが「動くオフィス」になると言っています

 

今後は、ビジネスでもオンライン化が加速すると予想されます。

必然的に物理的な移動が減るでしょう。

つまり、タクシーの在り方も変化せざるを得ないということになります。

 

タクシーは、コロナに対してもメリットがあります。

  • 窓を開けて換気するとおよそ1分で空気が入れ替わる
  • 触れる箇所が限定的なので消毒が容易
  • 既に運転手と乗客が仕切られている
  • 人との接触が少ない

 

タクシーのさらに踏み込んだ価値はこのような感じでしょうか。

  • 公共の移動手段と比べて衛生的
  • 個人空間なので情報漏洩リスクが少ない

 

タクシーの車内が、衛生面やセキュリティ面で安全だという価値が提供できれば、

川鍋氏が言うように「動くオフィス」として機能するのではないかと思います。

 

一方で、課題もあるように思います。

  • 自動運転モビリティとの差別化
  • 乗り心地の向上

 

自動運転との差別化

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自動運転では究極的な姿として、

目的地を入力してモビリティに乗っているだけで移動が完了します。

 

人を目的地まで移動させる、という

タクシーのサービスと干渉することになるでしょう。

したがって、自動運転モビリティとは差別化された価値やサービスが提供することが必要になります。

 

乗り心地の向上

タクシーをオフィスとして利用することを想定すると、車酔いへの対策も必要だと思います。

車内で作業するたびに車酔いしているようであれば、業務が進みません。

おのずとタクシーを嫌煙してしまうでしょう。

 

最後に。。。

ひと昔前は、働いた給料で車を買うということが夢であり、ステータスでした。

いま、若者の車離れが叫ばれています。

車を所有したいという願望が薄れてきています。

 

言い換えると、車以外の手段で移動しなければならないということです。 

車を持たない若者の移動手段としてタクシーが台頭することも想定できるのでしょうか。

そう考えると、若者をターゲットとしたサービスもひとつの選択肢になるかもしれません。

 

タクシー業界がどのような施策を打っていくのか注目です。