【読んでよかったおすすめ本】>>何か始めたい人必見
今回はおすすめの本を紹介します。
こんな方におすすめです。
- 行動を起こしたいけど何をしたらいいかわからない
- コミュニケーションスキルを身につけたい
- 成功者が大切にしていることを学びたい
サードドアー精神的資産のふやし方 アレックス・バナヤン
|
「感情のジェットコースター」、「世代を決定づける本」と称される名作です。
タイトルにもなっている「サードドア」は、次のように説明されています。
人生、ビジネス、成功。
これらには常に3つの入り口が用意されている。
- ファーストドア:正面の入り口。99%の人がそこに並ぶ
- セカンドドア:VIP専用の入り口。裕福な家庭に生まれた人だけが利用できる
- サードドア:誰も教えてくれない入り口。行列から抜け出しもがき抜いたその先に必ずある
物語の始まりは図書館
始まりは図書館でした。
- スティーブン・スピルバーグはどうやって大手スタジオの監督になれたのか
- レディー・ガガはどうやって世界的歌手になれたのか
誰もが始まりは無名のはず。
彼らがスターの階段を駆け上がるきっかけは何だったのか。
そんなことを知りたいと思って本を探しても疑問に答えてくれる本がありませんでした。
誰も書いていないなら自分で書く。
これが物語りの始まりです。
そして、 彼が達成すべきミッションに発展していきます。
『時代を築いた有名人たちに会いに行き、その旅で得たことを本に書いて、同世代の人たちとシェアをする。』
このミッションを達成するためにアレックスの波乱万丈な人生が動き始めます。
最初の物語
ミッションを達成するにはお金が必要です。
彼は、アメリカのクイズ番組「プライス・イズ・ライト」に出演して賞金獲得を企てます。
賞金を獲得するための挑戦権を得るのも困難ななか、番組当日に関係者に聞き込みをして回り攻略するための情報を集めます。
その日までの準備はほぼゼロ。会場に入ったあとで猛烈に行動します。
そして彼は見事資金を手にします。
それから、その賞金を元手にたくさんの人に出会い、たくさんの人の助けを借りながらミッションを遂行していきます。
前途多難な道のり
彼は、数々の著名人へのインタビューに成功します。
いっけん順風満帆な人生を歩んでいくように見えますが、
性格に困難があったり、たくさんの失敗を経験します。
しかし、豊富な経験を糧にこれらを乗り越えていくのです。
そのなかで彼はたくさんのスキルを身につけていきます。
例えば、コールドメール。
飛び込みメールです。
会ったこともない有名人に、アポや質問のメールをいきなり送るのです。
当たり前ですが、普通のメールを送っても相手にされず無視されるだけです。
相手の手をわずらわせないメールの書き方やメールを送る回数、タイミングなどのスキルを学び、駆使するのです。
数々の名言
アレックスが出会った人々を紹介していきます。
エリオット・ビズノー
アレックスの最高のメンターとなります。
彼は、若くしてサミット・シリーズを立ち上げて、若い企業家に資金を提供する団体を立ち上げます。
その団体は社会的起業の中心となるセミナーに成長していきます。
- コールドメールのスキルの重要性。
- 行き詰ったときには、でかく考えて、見方を変える。
- 相手との距離を縮めるには、自分の体験を面白おかしく語れ。
まずは、ジョークを交えながらアイスブレイク。自分を知ってもらい、興味を持ってもらわないと何も始まりません。
- 自分の実力以上の仕事をする。
仕事を取りにいくときに、大口をたたいて自分の実力では達成できないような仕事を約束します。
約束をしたあとは、どんな手段を使ってでも成し遂げるという強い意思が必要です。
ラリーキングとの出会い
世界で最も有名なインタビュアーの一人であるラリー・キングと出会います。
買い物をしていたラリーに声をかけて、食事までこぎつけ、定期的に会うまでの関係を築きます。
- インタビューするときは自分がリラックスする。
自分がリラックスすれば、ゲストも最高にリラックスしてくれる。
それが最高のインタビューを生む。
ビルゲイツへのインタビュー
言わずと知れた大富豪。マイクロソフトの創設者です。
- 大企業のかかえるている問題は動きが遅いこと。
- 短期の利益に飛びつくよりも長期的なポジショニングを選ぶべき。
- 敵が恐れていることを知り、それを有利に活用すること。
- 最強の交渉戦術は、純粋に信頼しあえる関係を築くこと。
ピットブルへのインタビュー
グラミー賞を受賞している天才ラッパーです。
- 人生いつまでも見習いでいろ。
見習いからCEOまで登りつめれば誰も文句は言えない。そしてその人の言葉はみんなを鼓舞する。
大切なのは常に見習いでいたいという姿勢。学びに謙虚でいるということ。トップの居心地さを感じた瞬間に陥落が始まると知ること。
マヤ・アンジェロウへのインタビュー
アフリカ系アメリカ人で差別が激しい時代に生まれます。
歌手、ダンサー、作家、詩人、教授、映画監督、活動家として活動し、2つのグラミー賞を受賞します。
- 今の人生が退屈で先が見えなくても、必ず変わるときがきて良くなっていく。でも努力はしないといけない。
- 挑戦する勇気を持つんだと自分を励ます。
- 自分のスキルや経験値を大きく見せて、裏で努力する。やればできると自分を信じる。
- 新しいことにチャレンジするときは、小さな箱から出てたくさんの知恵に出会う。
ジェシカ・アルバへのインタビュー
数十億ドル規模の会社の創業者であり、主演女優です。
- 今、この瞬間を懸命に生きる。
- 死を身近に感じて、死と向き合い、自分の人生をどう生きようかと自問する。
- 自分の歩む道をちゃんと見る。他人と比べる必要なんかない。
リチャード・ソール・ワーマンへのインタビュー
TEDの創業者です。
- 人に教えを乞わなければ何も得られない。
- 大半のことはうまくいかない。
クインシー・ジョーンズへのインタビュー
数々の作品でグラミー賞にノミネートされてます。
スティーブン・スピルバーグと共同でプロデュースした作品はアカデミー賞10部門にノミネートされています。
- 失敗は最高の贈り物。
- 成功と失敗は同じもの。
ミッションの達成
アレックスは他にもたくさんのインタビューに成功し、ミッションを達成します。
- ティム・フェリス
- チー・ルー
- シュガー・レイ・レナード
- ディーン・ケーメン
- スティーヴ・ウォズニアック
- ジェーン・グドール
- レディー・ガガ
この物語からの気づき・教訓
アレックスのスゴさは「圧倒的な行動力」にあります。
→無謀に見える判断も多々ありますが、失敗して当たり前。
→いきなり成功することなんてある訳がなく、少しずつ実を結ぶ。
そして、振り返るとたくさんの「仲間」がいます。
→悩んだり苦しんだりしたときに助けてくれる。
最後に。。。
エリオットとのエピソードを読んでいると、出会いの大切さを痛感させられます。
後に、エリオットがアレックスのメンターになった理由を明かしています。
その年は誰かのメンターとして活動すると決めていたそうです。
彼の熱意とタイミングが重なることで、この出会いが実現したのです。
強い思いを持つことの大切さを気づかされる一冊です。