【サッカー観戦の楽しみ方】No.29 審判の采配が及ぼす影響
FUJI XEROX SUPER CUP 2021(富士ゼロックススーパーカップ)が2/20に開催されました。
昨年のJリーグ1位の川崎フロンターレと2位のガンバ大阪の対戦となりました。
結果は川崎フロンターレが勝利。昨年の勢いそのままで見事な試合運びだったと思います。
>>結果はこちら【公式】FUJI XEROX SUPER CUP 2021
名古屋グランパスから移籍したシミッチ選手は昨年出場機会が少なかったですが、川崎で先発を果たし、中村選手や守田選手の抜けた穴を埋めれていました。
これからが楽しみです。
激しい打ち合いとなりましたが、試合が荒れることもなく観ていて楽しいゲームでした。
今回はそんな試合の流れを左右する審判のレフリングについて触れていきたいと思います。
その年最初の大会で選手がチェックしているポイント
FUJI XEROX SUPER CUPはその年で一番最初に開催される公式戦です。
前年度のリーグ戦とカップ戦の王者が対戦します。
リーグ戦に向けてトップチームの仕上がりを確認する試合でもあります。
オフシーズンにしっかりと身体が作れているか、選手が入れ替わった中で戦術ができあがっているかなど、注目ポイントがたくさんあります。
試合観戦する側はこのあたりが気になりますが、選手目線では違うポイントを確認しています。
それは「審判のレフリング」です。
審判がファールを取る基準というのは毎シーズン違います。
研修などを通してそのシーズンの基準というのを定めています。
そのシーズンの判定基準というのは試合が始まり、プレーしてみるまで分かりません。
選手はファールになる基準を確認して、相手へのプレッシャーの強度を図っています。
FUJI XEROX SUPER CUPで戦ったチームはいち早く判定基準を把握することができるので、少し優位な立場でリーグ戦に挑むことができます。
審判が選手をレベルアップさせる
今回の試合では、審判は激しいプレーでも過度にファールを取らずそのままプレーを続行している印象がありました。
海外試合では、激しいプレーの連続です。ケガで離脱する選手も少なくありません。
日本選手がレベルアップしていくためには、激しいプレーに対応していくことが必要です。
今回の采配のように、日本国内のレフリングの基準を海外に合わせていくことで、国際大会でも戦えるメンタリティが培われていくと思います。
最後に。。。
今年の川崎フロンターレも期待できそうです。
いきなり2得点の三苫選手。今シーズンが楽しみです。