【紹介】グラスフェッドバターとは何ですか?
「シリコンバレー式自分を変える最強の食事」デイヴ・アスプリー著
で紹介されてから、ブームを巻き起こした『バターコーヒー』。
本人の実体験をベースに紹介されているので、説得力があります。
- 痩せ型の腸内細菌が増える
- ダイエットに効果的
- 朝食に飲むと昼まで空腹にならない
ここで、主役となるのがグラスフェッドバター。
何やら横文字でよくわからないが、得たいの知れないバターということだけはわかる。
ということで、この記事ではグラスフェッドバターについて深堀りしてみました。
『グラスフェッドバターは身体にいいらしいけど何でいいのかわからない』
という方に読んでもらいたいと思います。
グラスフェッドとは?
英語でGrass-Fedと書きます。つまり、「草で育てられた」という意味です。
本来、草食であるウシがちゃんと自然な状態で植物をエサに育てられたということです。
広大な草原で自由気ままにストレスフリーで放牧されている様子を思い描くといいですね。
えっ!?
それじゃあ、
それ以外のウシは何をエサに育てられているの?ウシは草原で育つんじゃないの?
となりますよね。
実は、日本のほとんどの牧場では「Grain-Fed」、つまり「穀物で育てられた」ウシなのです。
その飼料の主成分は米国から輸入されているトウモロコシです。
広い牧場で放牧されているイメージがある北海道でさえ、実際の放牧飼育は約7%らしいです。
世界的にみても、自由気ままにのんびり過ごして植物飼料を食べているウシはほとんどいません。
グラスフェッドバターの特徴は?
草原で育ったウシのミルクの色は、青草に含まれるβカロテンなどの成分により、黄色味がかった乳白色です。
このミルクを使用したグラスフェッドバターの色は、強い黄色になります。
βカロテン以外にも、ビタミンが豊富に含まれているので美容にもいいとも言われています。
一般的なバターに比べて、あっさりしていて、香りもそこまで強くありません。
それでいながら、しっかりとバターのコクもあるので、コーヒーにいれてもしつこくないのですね。
小麦アレルギーの心配も少ない
人であれ、魚であれ、家畜であれ、個体の身体は食べたものでできています。
それは、ウシにとっても同じです。
たまに、食料品売り場で、牛肉や牛肉加工品のアレルギー品目をみると、小麦にチェックされているものを見ることがあるかと思います。
これは、
- 加工される段階で異物として小麦が混入している可能性がゼロではない
- エサとして小麦を食べているので、その成分が含まれている可能性がある
ということなどが理由として挙げられます。
グラスフェッドだと、牧草をエサとしているので飼料由来のアレルギーを心配する必要もないですね。
とても希少なグラスフェッドバター
グラスフェッドで育つウシは、より自然な状態でストレスフリーです。
言い換えると、搾乳用に育てられていないということができると思います。
そのため、1頭あたりの搾乳量は9kg/日程度とごくわずかです。
(一般的な酪農は25~50kg/日)
その上、バターができるまで丸2日かかり、100kgの生乳から4kgしかできないのでとても希少です。
グラスフェッドバターはオメガ3が豊富
グラスフェッドバターと一般的なバターの成分を比較してみました。
栄養成分表示では、炭水化物に少し差があるくらいで、ほとんど違いはないようです。
しかし、脂質に含まれる成分の含有量が違います。
食環境衛生研究所によると、一般的なバターに比べてオメガ3が約2倍含まれているという研究結果があるようです。
オメガ3は動脈硬化や心臓病になりにくくなり、免疫機能を高めてアレルギーやうつ病にも効果があるといわれています。
>>オメガ3についてさらに知りたい場合はこちら - tasim’s blog
最後に。。。
グラスフェッドバターについてまとめてみました。
一般的なバターに比べて、少し高価でスーパーではなかなか手に入りにくいですが、
試してみる価値ありだと思います。
朝食の代わりになるうえに、健康的に朝からシャキッと頭がさえることを考えるとコスパ良しではないでしょうか。