【エビデンスあり】果物は太りやすい?糖質の視点から考えてみる
いきなりですが、この食事本2冊はおススメです。
特に、理系の方にはたまらないかもしれません。
エビエンスに基づいた解説に、見入ってしまいます。
バターコーヒーブームを巻き起こした食事本
『シリコンバレー式自分を変える最強の食事』デイヴ・アスブリー著
発売8ヶ月で53万部を売り上げた食事本
『医者が教える食事術 最強の教科書』牧田善二著
さすが、研究成果に基づいた本ですね。
主張が異なっている部分も多々あるんです。
- 「腹が空っぽのときに運動する」、「運動は食後すぐに行うのがいい」
- 「大豆はホルモンを狂わせる」、「大豆は身体にいい」
- ・・・
研究の結果などで、意見が食い違うことは当然。
正解、不正解をスバリ言い当てるのは相当に難しいのもです。
最終的には、読者がどの意見を受け入れるかという情報リテラシーを身につけるべきだと思います。
一方で、もちろん意見が一致している主張もたくさんあります。
- 「カロリーを減らせば体重は落ちる訳ではない」、「カロリーと肥満は関係ない」
- 「脂肪を食べると太る訳ではない」、「脂肪は食べても太らない」
- ・・・
なかでも、特に興味深い意見が一致した内容がありました。
『果物は太る』
これには驚きました。
女優やモデルが身体にいいからと朝食に食べている印象がありますよね。
えっ!?
あれって逆効果なの??
前置きが長くなりましたが、今回は果物について深堀りしていこうと思います。
果物には食物繊維が豊富に含まれているので、たくさん摂ったほうがいい。
というような意見もあります。
今回は、果物の糖質に注目して、紹介した本の内容をベースに説明していきます。
糖質が身体に与える影響
もちろん果物は甘いので糖質を含んでいます。
特に果物には果糖という糖質が多く含まれています。
糖質をとると血糖値が上昇して、インスリンが分泌され糖分を吸収するのですが、
血液中の糖分が過剰にありすぎると太りやすい状態になります。
>>太るメカニズムを知りたい方はこちら 糖質制限はダイエットに効果があるのか? - tasim’s blog
ケーキをたくさん食べると太っちゃう。
これは的を得ています。
しかし、誤解があるかも知れません。
生クリームなどの脂肪分の摂りすぎが太る原因だ。これは間違っています。
実際には、スポンジや生地などの炭水化物や、砂糖や果物の糖質が肥満の原因なのです。
朝食の果物は禁物
夜の8時に夕食を食べて、そのまま朝を向かえて8時に朝食を食べるとすると、
12時間なにも食べていないことになります。
空腹の状態で食べたものはより一層体内に吸収されそうですよね。
そう思うと、朝一番に何を食べるのがいいか慎重になるべきです。
結論から言うと、朝食に果物を摂るのはあまりよくありません。
糖質が吸収されやすく、脂肪として蓄えられやすくなります。
特に、ジュースやスムージーなどのように液体にすると身体に吸収されやすく、
血糖値を急激に上昇されるので注意が必要です。
もし果物を食べる場合は、固形物を良く噛んで血糖値をゆっくりと上げていくイメージで食べることをおススメします。
糖質が多い果物
ここまでくると、どの果物に糖質が多いのか気になりますよね。
果物の糖質量を比較表にまとめてみました。
「文部科学省 科学技術・学術審議会 資源調査分科会 編 日本食品標準成分表 2015(政府刊行物:独立行政法人 国立印刷局発行)
朝食の定番であるバナナは比較的糖質が多い果物にあたります。
空腹時に食べることは避けたほうがいいかもしれません。
最後に。。。
今回は、果物はダイエットに効果的なのか? 太りやすいのか?
という視点で、糖質をベースに紹介しました。
一概に果物は身体に悪いという訳ではなく、糖質という面からすると、
あまり摂りすぎは良くないようです。
しかし、個人差はあると思いますので、試行錯誤しながら自分にあった食事法を見つけてもらえたらと思います。