【雑記】大企業から新事業は生まれない。ならどうする?
いきなりですが、
大企業から新事業が生まれない理由はこんな感じでしょうか。
- 不確実性を前に保身を図る部署・上司
- 古くからのやり方をあてはめたガンコ頭
- 新領域で市場が読めないにもかかわらず皮算用
大企業といえども新領域、新事業では将来を予測するのは難しい。
特に、今の時代は。
つまり、結論は「やってみるしかない」です。
大企業は、それなりにヒト・モノ・カネの体力があります。
本気を出せば、それなりにできちゃう。
家電メーカーや自動車メーカーが医療分野に進出してマスクを作ることができていますし、医療用のフェイスシールドも作ることができています。
ただ、結論が「やってみる」だけでは味気ないので、少し深堀りします。
大企業を例えるとしたらどうでしょうか。
大きな車輪で大きなトルクをかけながら、重厚に確実に進めていくイメージです。
一方で、スタートアップはどうでしょう。
ヒト・モノ・カネに非常に乏しいです。
小さな外的要因ですぐにビジネスが頓挫してしまいます。
しかし、高いモチベーションを持って精力的に進んでいくバイタリティを持ち合わせています。
いわば、小さな車輪でクルクル高速で回転しながら進んでいくイメージです。
では、大企業とスタートアップの関係性はどうでしょうか。
大企業は、事業が軌道に乗っています。
生産管理やサービス向上など、1を100にすることが得意です。
スタートアップは、アイデアの種を元に新しく事業を展開します。
一角千金を狙うためのアイデアを持っています。
つまり、0から1を生み出すことが前提です。
要するに、大企業とスタートアップは補完関係にあると言えるでしょう。
うまくかみ合えば、アジャイル的に新事業を拡大できるということです。
しかしながら、ここのマッチングがうまくいっている事例は乏しいように思います。
大きな車輪と小さな車輪をつなぐ減速機の役割を担うビジネスが生まれてくると、
大企業とスタートアップがかみ合い、新ビジネスが生み出されていくのではないでしょうか。
一例として、最近では、
大学ベンチャーと無印の良品計画が「コオロギせんべい」を売り出し、即完売の大盛況だったようです。