【雑記】感染症による伝統や文化の変化

 

日本では収束してきた新型コロナですが、世界の感染者数は右肩あがり。

直近では、ブラジルの感染者数が急増しています。

>>特設サイト 世界の新型コロナウイルス感染者マップ・感染者数|NHK

 

ブラジルの国民性ですが、このようなイメージでしようか。

  • ダンスや音楽
  • キス、ハグ
  • 市場、露店

3密に寄与する要因がそろっています。感染者急増もうなずけます。

 

韓国南東部では、宗教団体で集団感染が発生しています。

集団内で感染した信者が各地に移動したために感染拡大が加速しました。

 

一方で、日本でもさまざまな対策が打たれています。

なかでも、神社の対策は目に留まりました。

 

 

手水ひしゃく、鈴緒の撤去。

>>愛知県_城山八幡宮

>>大阪府 菅原神社

 

数百年、数千年という長い歴史の中で築き上げられてきた伝統や文化が、

ひとつの感染症で変化する。

 

考えさせられることが多いです。

 

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コロナ収束後の伝統や文化のあり方はどうなるのでしょうか。

 

ひとつ考えられるのが、オンライン化です。

テレワークの導入で加速しているオンライン化ですが、

伝統や文化にも浸透していくのではないかと思います。

 

実際に、神社のお賽銭も「電子マネー化」が始まっています。

決算アプリを立ち上げて金額を入力したスマホを、タブレット端末にかざすだけ。

 

メリットもあります。

  • 海外観光客も使用しやすい
  • 防犯対策

 

一方で、キャッシュレス決済の手数料や、収益構造の表面化などが懸念事項のようです。

 

そもそも、かつては神社へのお供え物は米や野菜でした。

それが、時代とともに現金に替わりました。

 

そう考えると、現金から「電子マネー」への変化もうなずける気がします。

 

 

オンライン集会も広がっていくでしょう。

同じ目的を持った同士が、画面を通して同じ時間に世界各地から集う。

 

その一方で、物理的なつながりの価値は拡大していくでしょう。

たとえ、大人数が一空間に集うことによる感染症拡大の危険性があるにしても、

何世代も受け継がれてきた信仰のDNAである精神的な拠り所や神聖な儀式となる場への参集に対する意識の変化は少ないように思います。

 

最後に。。。

今回は、伝統や文化のアフターコロナの世界を考えてみました。

長い歴史のなかで形成されてきたカタチが、ひとつの感染症で変化する。

違和感が残りますが、歴史を振り返ってみても変化がないものは少ないのではないでしょうか。

人類に与えられた試練である新型コロナが、伝統や文化を見直す機会となっていくでしょう。

 

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