【サッカー観戦の楽しみ方】No.22 高校サッカーで勝敗を左右する要素
天皇杯は川崎フロンターレがガンバ大阪を下し見事優勝を果たしました。
年間を通してフロンターレの年になりました。
ところで、年末から始まった高校サッカーも終盤を迎えています。
新型コロナの影響で残りの試合が無観客になったのはかわいそうですが、選手たちには最後まで力を出し切ってほしいです。
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今回は特に高校サッカーで勝敗を左右する「走力」について説明していきたいと思います。
走れるチームほど有利
高校サッカーでは、大会の規模が大きくなるほど試合時間が長くなる傾向があります。
一般的な地方の大会では、前半30分、後半30分の「30分ハーフ」がほとんどです。
少し大きな大会になると「35分ハーフ」、全国大会などさらに大きな大会になると「40分ハーフ」になっていきます。
つまり、大きな大会になるほど体力、特に走力が必要になります。
走力に強みがあるチームほど試合を有利に進めることができるのです。
私立高校が公立高校よりも多く全国大会に出場にしている理由の一つがここにあります。
私立高校は授業の時間を部活の時間に充てるなどして、かなりの量の走りこみをして走力をつけています。
泊り込みの合宿となると、
宿からグランドまでランニング→午前練習後に走りこみ→午後練習後に走りこみ→グランドから宿までランニング
という話も聞いたことがあります。
走力があると何がいい?
サッカーは1チーム11人、全体で22人で試合が行われ、22人で1つのボールを扱います。
ですので、1人の選手がボールに触る時間は短く、1試合で1~2分といわれています。
それ以外の時間はボールを触ることなく走っていることになります。
このことから走ることの重要性がわかると思います。
DFは相手FWをマークしてゴールを守るためにランニングします。
MFはパスをもらい試合を組み立てるためにランニングします。
FWは相手マークを外してゴールを奪うためにランニングします。
1人の選手が走れなくなって「足が止まる」とチームに穴ができ、その穴が徐々に大きくなり、さらにはチームの劣勢に繋がってしまうのです。
1試合を通して走りぬく「走力」は非常に重要です。
強豪校ほど、陸上部にも負けないくらい日ごろの練習から走っています。
最後に。。。
テレビで観戦する高校サッカーではその場面しか見ることができませんが、
一つ一つのプレーの裏には地道に積み上げられた過酷な練習があります。
そういったことを連想すると違った観かたができるかもしれません。