【新入社員向け】いい上司の見極め方
就活の初めの一歩は、四季報を買うことです。
そして企業分析、自己分析、エントリーシートと進んでいきます。
企業を選ぶときに多くの人は、年収や事業、離職率などを参考にしているかと思います。
興味のある企業をもっと知りたいとなれば、インターンなどで仕事を体験するでしょう。
このような流れを経てようやく内定をもらいます。
しかし、せっかく内定をもらったにもかかわらず、よくこんなことを耳にします。
- 自分はこんなことをやるために会社に入ったのではない
- 業務に自分の専門性が活かせていない
会社に内定した後に待ち構えるのは、社員の配属です。
何十人、何百人と新入社員がいるなかで、希望の部署にみんなを配属することは不可能に近いと思います。
自分の希望通りの仕事に就くことも難しいということです。
つまり、就職には、
- 希望の企業から内定をもらうという壁
- 内定後に希望の部署に配属されるという壁
が存在するということです。
人間関係は選べない
行きたい企業を選択することや行きたい部署を希望するのは、自分に選択権があります。
つまり、自分の意思や希望を反映させることが可能です。
しかし一方で、職場を決めるうえで自分の意思が反映できないことがあります。
それが、人間関係の選択です。
踏み込んで言うと、上司を選べないということです。
運良く希望する企業に入社し、希望する部署についたとしても尊敬できる上司のもとで働くことは保証されていません。
ここにも壁が存在するのです。
そのような上司のもとでは自分の成長が望まないので、部署移動や転職を考えた方がいいかもしれません。
せっかく努力して就職して希望の部署についたのにもかかわらずですが…
いい上司を見極める
では、尊敬できる上司や良い上司というのはどう判断したら良いのでしょうか。
同じ時間を過ごしているとウマが合うやうまく噛み合うなど、感覚的な判断があるかもしれません。
それも一つの判断材料です。
ここでは、判断材料の一つとして、
『たくさん失敗をしていて、その失敗を語ってくれる上司』
についていくようにしたらいいです。
理由はこれです。
- たくさんの失敗を経験したのにもかかわらず、そのポジションにいるということは失敗以上の成功を収めている
- 失敗という恥ずべきことをイチ部下に飾ることなく語ってくれているので信頼できる
失敗以上の成功
失敗をしているということは、少なくともその人の上司や会社に損害を与えています。
しかし、現在は管理職についている。
ということは、その失敗を糧にして会社に失敗以上の利益を与える仕事をした。もしくは、しているということです。
つまり、その上司は大きな成功体験があるので、上司から多くのことを学べるということを意味します。
さらには、上司の失敗を反面教師として自分の業務に反映することもできます。
信頼関係
人はあまり失敗談など自分に損益となるようなことは話したがりません。
上司となれば、なおさらで武勇伝ばかり話したがるでしょう。
しかし、もし上の立場の人が失敗話をしてくれるとしたらどうでしょう。
その人がそのような話をするということは、少なくとも自分には同じような失敗をして欲しくないというメッセージが含まれているのではないでしょうか。
つまり、しっかりと向かい合って教育してくれているということです。
どうでもいい部下だったらわざわざ失敗話なんてする意味がないですよね。
こういう上司とは、信頼関係が築きやすいです。
信頼関係は仕事の基本です。自分ひとりで仕事を進めることは不可能です。
信頼できる人とつながることで仕事を円滑に進めることができます。
最後に。。。
就活で就職する企業や部署を選ぶことができても、上司までは選ぶことはできません。
その上司についていくか悩んだら、失敗話を聞いてみるといいかもしれません。