【サッカー観戦の楽しみ方】No.25 高校サッカーから学ぶFWのスキル
延長戦でも決着がつかずPK戦までもつれ込み、見事山梨学院高校が優勝しました。
今大会では決勝戦が間違いなくベストゲームでした。
青森山田と山梨学院の選手のなかには中学の所属チームが同じ選手もいて、お互い褒め称えながら試合している姿にも感動しました。
高校サッカーではこれまでにたくさんの有名選手を輩出してきました。
今回はそのなかでも「マジ半端ないって」で有名な超高校生級ストライカー、鹿児島城西高校出身の大迫勇也選手を例に、FWで重要なスキルについて触れていきたいと思います。
FWの重要な技術
ポストプレー
大迫選手の代名詞を言えば「ポストプレー」です。
ポストプレーとは、ボールを失わないようにキープして味方にボールをつなぐプレーを言います。
相手DFを背負いながらボールを受けて、味方の選手が攻撃の準備をする時間を稼ぎ、準備が整った選手にパスをする大事なプレーです。
大迫選手の凄さは相手から厳しいプレッシャーを受けてもボールを失わないキープ力です。
受け取ったボールを失うことなく確実に味方選手につなぐことができます。
ヘディング
ヘディングはシュートやパスの手段です。
最高到達点でボールを捕らえるための予測力、跳躍力に加えて、狙ったところにボールを飛ばす技術が必要です。
大迫選手のプレーを見ていると、どの要素をとってもピカイチです。
いいボールが入ると相手は手がつけられません。
懐の深さ
高校生のときに体格が良かった大迫選手は、その体格を生かしたプレーばかりに目がいきますが、実は足元の技術もしっかりとしています。
ドリブルも細かいですし、DFから見るとタイミングも図りづらく、とても守りづらいです。
特にすごいのがボールの持ち方です。
常に相手が足を出しても触ることのできない位置にボールを置いています。
DFはむやみにボールを取りにいくことができず、下手に取りにいってしまえばかわされてしまいます。
また、身体でボールを隠しながらボールを持つプレーも得意です。
DFは一瞬ボールを見失ったと思ったら、次の瞬間にはかわされてしまいます。
最後に。。。
今回は高校サッカーのときから怪物だった大迫勇也選手を例に、FWのスキルを紹介しました。
点を取る選手は他の選手にはない特徴があります。
そこに注目してみると面白いかもしれません。