【サッカー観戦の楽しみ方】No.28 試合前にグランドに水をまく理由

昨シーズンぶっちぎりで優勝した川崎フロンターレですが、ACLとリーグ戦の過密スケジュールを見据えてしっかりと補強しています。

 

中盤では中村憲剛選手と守田英正選手が抜けましたが、名古屋グランパスからシミッチ選手を補強しています。

 

個人的に来シーズン注目している小塚和季選手も新たに加わりました。

大島選手、田中選手、脇坂選手がいるなかポジション争いが激戦ですが、どんなプレーを見せてくれるのか楽しみです。

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今回は、ホームでの戦いが有利になる理由について解説してきたいと思います。

 

 

ホーム&アウェー

Jリーグは総当たり戦で、相手1チームに対してホームとアウェーの2試合を消化します。

2020シーズンはJ1に18チームの枠があったので各チーム年間34試合、ホーム戦とアウェー戦それぞれ17試合ずつを戦ったことになります。

 

サポーターの応援

まず、ホーム戦はサポーターの数が違います。

一般的にビジター席(アウェーチームのサポーター席)は、片方のゴール裏席しか割り当てられていません。

そのほかのほとんどがホームチームのサポーターで埋め尽くされます。

 

これだけの数の差があると声援の大きさが段違いです。プレーしている選手のモチベーションもあがります。

 

ゴールが決まったときの演出にも違いがあることが多いです。アウェーチームの場合だと、あっさりと「ゴール」というアナウンスが流れるだけの場合もあります。

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ピッチコンディションが勝敗を分ける

ホームチームはホームグラントに慣れているということがとても大きいです。

芝の長さ、風向き、コートの大きさなど各チームのスタジアムで色があります。

 

特にホームチームが有利になる要因のひとつが、芝の「水分量」です。

 

試合前にスプリンクラーでシュッシュッと音を立てながら水をまいているのを見たことがあるかと思いますが、あれは芝の水分量を調整しているのです。

 

芝の水分量が多いとボールとの摩擦が少なくなるので、ボールが滑るようによく転がります。パスをポンポン回すのが得意なチームや、試合運びのテンポが速いチームに有利に働きます。

 

逆に水分量が少ないとボールとの摩擦が大きくなるので、ボールがとまりやすくなります。ロングボールを多用するチームなどに有利に働きます。

 

特に技術力が高いチームほど、たくさん水をまいている印象です。

 

最後に。。。

ホーム戦はなんとしても勝ちたい試合です。

各チームがスポーツマンシップに則る範囲で工夫しています。

あちこち目を凝らすとスタジアムの特徴も見えてきます。試合観戦の楽しみの一つにしてみてはいかがでしょうか。