【サッカー観戦の楽しみ方】No.19 ゴールキックでパスを選択する理由
J2、J3もいよいよ終盤戦。
昇格をめぐって熱い戦いが繰り広げられています。
勝ち点差が近いので最後まで目が離せません。どのチームが昇格するのか楽しみです。
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今回は、「ゴールキックでキーパーがパスを選択する理由」について説明していこうかと思います。
ボールを保持して確実に攻める
ゴールキックはキーパーがボールをフリーで蹴ることができます。
一般的には、ボールを自陣のゴールから遠ざけて危険を回避するために大きくポーンと蹴ることが多いです。
しかし、最近の試合を観ているとゴールキックでキーパーが味方選手にパスをするシーンが多いように感じます。
なぜ、ゴールから近くリスクが高いところにパスするのでしょうか。
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実は、パスを選択した方がボールを失うリスクが低く、確実に攻撃につなげることができるからです。
ゴールキックをポーンと大きく蹴るとほとんどの場合、相手とヘディングで競り合うことになります。
相手は前向きなので跳ね返すことが容易ですが、味方選手はしっかりとコントロールしてボールをキープしなければなりません。
相手のプレッシャーを受けながらボールをコントロールするのはとても難しいです。
ボールを失う確率が高くなり、せっかくチームがボールを保持していたのに簡単にボールを失ってしまうことにつながります。
一方で、ゴールキックでパスをつなぐとボールを失う確率がとても低いです。しっかりと味方がボールを保持したまま攻撃に向かうことができます。
パスの方がチャンスにつながりやすい?
ゴールキックで大きくボールを蹴った場合、味方ボールになるのか、それとも相手ボールになるのか、どっちのボールになるのか誰も分かりません。
そうなると、攻撃と守備のどちらにも備えなければならず、思い切った選択をすることが難しいので効果的な攻撃につなげにくくなるということもあります。
一方で、パスで攻撃を組み立てる場合、選手全員が攻撃モードで一丸となって攻めようという気持ちになっているので、多彩な攻撃につながることが多いです。
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しかし、ゴールキックを大きく蹴り、競り合った後にボールがいいところに転がればビックチャンスにつながります。
一か八かの賭けの要素が強い大きなキックと、確実に攻めあがることができる近めのパス、どっちを選択するのかといったところでしょう。
最後に。。。
ゴールキックは各チームの色が出ていて面白いです。
ゴールキックをパスでつなぐチームはそのプレーを徹底しています。
その後の攻撃にどのようにつながっているのかを観てみるのもいいかもしれません。